睡眠障害 呼吸器疾患 その他
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睡眠時無呼吸症候群とは?

前田院長  睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、無呼吸に伴う酸素不足と再呼吸時の急激な血液酸素濃度の上昇、無呼吸時の胸腔内圧低下、呼吸再開の際に生じる頻回の覚醒反応による中途覚醒や細切れ睡眠が特徴です。酸素不足や急激な酸素飽和度の上昇は動脈硬化による心筋梗塞や脳血管障害を伴い、交感神経を介して高血圧や糖尿病の発症・悪化を引き起こします。さらに、繰り返す無呼吸に伴う胸腔内圧の低下は心筋肥大を生じたり、夜間の排尿回数を多くします。一方、細切れ睡眠では寝不足となり、交通事故や職場災害の原因になります。このようにOSASはメタボリック症候群や生活習慣病の悪化、QOLの低下や大きな社会的な事故に関係します。

院長:前田 均 (呼吸器学会専門医・日本睡眠学会認定医・アレルギー学会専門医・循環器学会専門医)

昼間の眠気と睡眠中の異常運動・異常行動 睡眠障害には、「眠れない事で悩む病気(不眠症)」、「昼間に眠くてしかたがない病気(過眠症)」、「眠っている間に非生理的なことが生じる病気(睡眠時随伴症)」、「眠るリズムが乱れる病気(概日リズム障害)」などがあります。

日本では長年「寝ずに仕事をすること」が美徳とされてきました。このため昼間に過度の眠気が出る過眠症(ナルコレプシーや特発性過眠症)では、サボっていると見られ、持てる力を十分に評価されません。
また、「脚に不快感があって眠れない」と苦しんでおられる「むずむず脚症候群」では、20‐40年間も診断されていない方が多数おられます。
日本でも「むずむず脚症候群」は睡眠時無呼吸症候群と同じ位の頻度で認められる病気です。睡眠時随伴症である「レム睡眠行動障害」では大きな寝言や、夢内容と同じ行動をし、自分や周りのヒトが怪我をしたりします。
近年解ってきたことは、この病気を放置すると5‐20年後にパーキンソン病や多系統萎縮症あるいはレビ−小体型認知症になる可能性があることです。睡眠障害には様々な疾患が含まれていますが、適切に診断・治療をすることで長い人生を有意義に過ごせます。


休診日のご案内

● 毎週木曜・土曜の午後診
  日曜・祝日・お盆・年末年始
 [ 臨時休診日]
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INFORMATION

当院は予約診療となっておりますので、来院前に必ず電話にて予約をお願いします。
初診のご案内
【オンライン資格確認】を導入しております

新型コロナ対策として、クリニック入り口に顔認証体温測定装置、手指消毒用アルコール自動噴霧器を設置しております。
また受付、診察室にビニールカーテンにて間仕切り、窓を開放し常時換気、待合室の椅子、ドアの取っ手、エレベーターのボタン等もアルコール消毒をしております。
当院の睡眠検査室は全室個室です。
検査室、使用センサーはすべてアルコール消毒を行っております。


クリニックの目標

クリニックでは2006年に日本睡眠学会の睡眠医療認定医療機関(A型)の認定を頂きました。
現在(2023年)は、年間に約350人が睡眠ポリグラフ検査、約30人が睡眠潜時反復検査を受けられ、CPAP治療継続患者数が約1400人おられます。
当医療機関では、睡眠学会認定検査技師や看護師とのチーム医療をもとに、睡眠ポリグラフ検査,CPAPタイトレーション検査,睡眠潜時反復検査を用いた正確な診断と適切な治療を通して、多くの方に健康寿命の達成のためのお手伝いをさせていただいております。 今一度自分の睡眠や家族の睡眠を見直し、気になることがあればご相談ください。